先日の魔女とは、打って変わって天使たちです。
シュタイナー幼稚園では、誕生日会の時に先生が子どもと親へ向けてお話しを語ってくれます。
娘が幼稚園の頃に語ってくれた話は、
こんな感じでした。
ある日、虹の上の向こうで幸せに幸せに暮らしていた星の子が、地上に住む男の人と女の人を、雲の合間から覗き見ます。
星の子は、天使に聞きます。
「あの人たちのところへ行ってもいい?」
天使は優しくこたえます。
「時期が来たらね。今はまだ。」
ある日、天使は言います。
「あの人たちの元へつくまでに、
暗くて狭い所を通るかもしれない。
ここに居たことも忘れてしまうかもしれない。楽しいことばかりではないかもしれない。
でもその時が来ました。
さあ、あの人たちの元へおいきなさい。」
星の子は、こうして虹の向こうへ降りて行きました。
そうして生まれてきたのが、あなたです。
と娘と私たちに先生が語ってくれた時、とても感動しました。
この子は、自分の意思で私たちを選んで生まれてきたんだ、と思いました。
そして、私もまた自分の親を選び、この生を選んで生まれてきたんだ、とすとんと心に落ちました。
不思議な話ではありますが。。
でも、美しくて本当にいい時間でした。
幼稚園から頼まれて作ったこのお人形。
久しぶりに、この話を思い出しました。